代表・渡部純一の記事

壊れたまま、
印刷所を通過しました。

人を増やさずに、事務をなくしたい会社へ。

昨日、名刺を作りました。AIに作らせて、印刷所に発注しました。3種類、合わせて400枚です。画面で見て、完璧でした。そのまま入稿して、決済まで済ませました。そこから、6つの落とし穴が出てきました。

印刷の話が続きます。興味がなければ、ここで閉じていただいて結構です。

2026.08.11|株式会社サマーウインド 渡部純一

画面では、
完璧に見えていました。

意味の分からないエラーが返ってきた

入稿画面に、赤い文字でこう出ました。

未埋め込みフォントが使用されています
(trace: CheckFont[/mnt/c/project/cpp/qdc_core... L.288])

これを読んで意味が分かる社長は、まずいないと思います。私も分かりませんでした。

調べさせたら、こういうことでした。

Macに入っている「ヒラギノ」という日本語フォントは、PDFに埋め込めない。Appleが許可していないからです。埋め込めないと、印刷機の側で別のフォントに置き換わります。日本語が違う書体になるか、最悪、消えます。

つまり、Macで日本語のPDFを作って印刷所に出すと、原理的に弾かれます。知らないと、一生抜けられません。

金色の見出しが、四角いブロックに潰れていた

もう1つありました。

裏面に「入れ替わります。」という一文を、金色のグラデーションで入れていました。それが印刷用のデータにすると、「入れ替」までしか出ず、あとは金色のベタ塗りの四角になっていました。「わります。」が消えています。

画面では、完璧に光っていました。印刷用にした瞬間だけ壊れます。

見て気づくことは、できません。画面と印刷用データは、別物だからです。

画面入れ替わります。
印刷用データ入れ替

いちばん怖かったのは、ここです

私の分(200枚)は、壊れたまま入稿が通っていました。

印刷所の自動チェックは、止めませんでした。工程は「印刷準備中」まで進んでいました。誰も止めてくれません。あと1日気づかなければ、「入れ替」と書かれた四角い金色の名刺が、200枚届いていました。

止まったのは、秘書の分を入稿したときに、たまたま別の窓口を通ってエラーが出たからです。運です。

直し方は、常識の外にありました

正解は、こうでした。

文字を文字として入稿するのをやめて、画像にして出す。

フォントを1文字も使っていないデータにすれば、未埋め込みも、グラデーションの潰れも、両方まとめて消えます。名刺なら350dpi・97×61mm。仕上がりの91×55mmに、断裁のズレを吸収する「塗り足し」を3mm足した寸法です。

この寸法も、知らなければ出てきません。仕上がりサイズで作ると、断裁のときに白い縁が出ます。

すでに印刷準備に入っていた分は、差し替えに手数料が1,000円かかりました。持っていたポイントで払いました。

結果、3種類とも通りました。データチェックは全部「OK」です。

私が言いたいのは、名刺の話ではありません

今回、私がやったのは指示だけです。

壊れていると気づいたのも、原因を6つ特定したのも、直し方を出したのも、寸法を計算したのも、差し替えの手続きをしたのも、AIです。

業者に頼んでいれば、この6つは向こうが黙って処理していました。それでいいと思っていました。でも実際には、業者に出した私の分が、壊れたまま印刷準備中まで進んでいた。

御社の事務も、たぶん同じです。

見積書の書式、請求書の端数、送り状の宛名、名簿の重複。誰も指摘しないまま、何年も同じやり方で回っているものが必ずあります。回っているように見えるだけで、どこかが潰れています。

潰れていることに、人間は気づけません。毎日見ているものほど、見えなくなります。

いま人がやっている作業を1つ、実際に動く形にしてお見せします。2日以内です。(AIは、営業日を知りません)

面談はありません。月5社までとさせていただいています。

最初の1つを、無料で作ってもらう

それでは、ご連絡をおまちしております。

追伸

今回いちばん怖かったのは、エラーが出たことではありません。エラーが出なかったほうです。私の分は、何の警告もなく印刷工程に進んでいました。止まったほうは直せます。止まらなかったほうは、そのまま世に出ます。御社の事務にも、止まらないまま流れているものがあるはずです。

追伸2

AIに名刺を作らせた、という話ではありません。AIがなければ、6つとも見つからなかったという話です。私は25年、文章で商売をしてきましたが、フォントが埋め込めないことも、塗り足しが3mmであることも、昨日まで知りませんでした。知らないままでも、名刺は発注できてしまいます。

追伸3

0円にしている理由は、導入事例が欲しいという、こちらの事情です。無料でお見せするのは48時間だけ。お続けになる場合は、そのままお渡しします。私が居なくなっても、御社で動き続けます。

書いた人

渡部純一(株式会社サマーウインド 代表取締役)。ネット商売25年、累計売上80億円。著書3冊、うち2冊が続けてAmazon総合1位。現在は社員ゼロ・AIだけで自社を経営しながら、中小企業向けのAI顧問「AI経営参謀」を月5社まで。