意味の分からないエラーが返ってきた
入稿画面に、赤い文字でこう出ました。
(trace: CheckFont[/mnt/c/project/cpp/qdc_core... L.288])
これを読んで意味が分かる社長は、まずいないと思います。私も分かりませんでした。
調べさせたら、こういうことでした。
Macに入っている「ヒラギノ」という日本語フォントは、PDFに埋め込めない。Appleが許可していないからです。埋め込めないと、印刷機の側で別のフォントに置き換わります。日本語が違う書体になるか、最悪、消えます。
つまり、Macで日本語のPDFを作って印刷所に出すと、原理的に弾かれます。知らないと、一生抜けられません。
金色の見出しが、四角いブロックに潰れていた
もう1つありました。
裏面に「入れ替わります。」という一文を、金色のグラデーションで入れていました。それが印刷用のデータにすると、「入れ替」までしか出ず、あとは金色のベタ塗りの四角になっていました。「わります。」が消えています。
画面では、完璧に光っていました。印刷用にした瞬間だけ壊れます。
見て気づくことは、できません。画面と印刷用データは、別物だからです。
いちばん怖かったのは、ここです
私の分(200枚)は、壊れたまま入稿が通っていました。
印刷所の自動チェックは、止めませんでした。工程は「印刷準備中」まで進んでいました。誰も止めてくれません。あと1日気づかなければ、「入れ替」と書かれた四角い金色の名刺が、200枚届いていました。
止まったのは、秘書の分を入稿したときに、たまたま別の窓口を通ってエラーが出たからです。運です。
直し方は、常識の外にありました
正解は、こうでした。
文字を文字として入稿するのをやめて、画像にして出す。
フォントを1文字も使っていないデータにすれば、未埋め込みも、グラデーションの潰れも、両方まとめて消えます。名刺なら350dpi・97×61mm。仕上がりの91×55mmに、断裁のズレを吸収する「塗り足し」を3mm足した寸法です。
この寸法も、知らなければ出てきません。仕上がりサイズで作ると、断裁のときに白い縁が出ます。
すでに印刷準備に入っていた分は、差し替えに手数料が1,000円かかりました。持っていたポイントで払いました。
結果、3種類とも通りました。データチェックは全部「OK」です。
私が言いたいのは、名刺の話ではありません
今回、私がやったのは指示だけです。
壊れていると気づいたのも、原因を6つ特定したのも、直し方を出したのも、寸法を計算したのも、差し替えの手続きをしたのも、AIです。
業者に頼んでいれば、この6つは向こうが黙って処理していました。それでいいと思っていました。でも実際には、業者に出した私の分が、壊れたまま印刷準備中まで進んでいた。
御社の事務も、たぶん同じです。
見積書の書式、請求書の端数、送り状の宛名、名簿の重複。誰も指摘しないまま、何年も同じやり方で回っているものが必ずあります。回っているように見えるだけで、どこかが潰れています。
潰れていることに、人間は気づけません。毎日見ているものほど、見えなくなります。
いま人がやっている作業を1つ、実際に動く形にしてお見せします。2日以内です。(AIは、営業日を知りません)
面談はありません。月5社までとさせていただいています。
最初の1つを、無料で作ってもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
今回いちばん怖かったのは、エラーが出たことではありません。エラーが出なかったほうです。私の分は、何の警告もなく印刷工程に進んでいました。止まったほうは直せます。止まらなかったほうは、そのまま世に出ます。御社の事務にも、止まらないまま流れているものがあるはずです。
追伸2
AIに名刺を作らせた、という話ではありません。AIがなければ、6つとも見つからなかったという話です。私は25年、文章で商売をしてきましたが、フォントが埋め込めないことも、塗り足しが3mmであることも、昨日まで知りませんでした。知らないままでも、名刺は発注できてしまいます。
追伸3
0円にしている理由は、導入事例が欲しいという、こちらの事情です。無料でお見せするのは48時間だけ。お続けになる場合は、そのままお渡しします。私が居なくなっても、御社で動き続けます。