先日、自分の会社のサイトを丸ごと作り直しました。かかったのは、数時間でした。
自分の会社のサイトを作り直したときに何が起きたかを、工程ごとに全部お見せします。 正直に書くので、途中で「それなら自分でやる」と思われたら、そこで閉じていただいて結構です。
普通のホームページ制作と、私がやったことを、工程ごとに並べます。
| 工程 | 普通のやり方 | 私がやったこと |
|---|---|---|
| ヒアリング | 打ち合わせを2〜3回 | なし(頭の中にあるので) |
| 構成案・サイトマップ | 書面で提出し、承認をもらう | なし |
| ワイヤーフレーム | 全ページ分の配置図を作り、承認をもらう | なし |
| デザイン案 | トップが2週間後。承認して、下層へ展開 | なし。いきなり完成したサイトが出てくる |
| 原稿・キャッチコピー | ライターに別途発注 | AIが書いた |
| 写真・動画 | カメラマンの手配、撮影日、素材の購入 | 動画を2本、その場で作った |
| コーディング | 2〜4週間 | 数十分 |
| 修正 | 3回まで。以降は追加費用 | 上限なし。「ここ、こうして」と1行送れば、数分後には直っている |
| 公開 | 1ヶ月半〜3ヶ月後 | その日の午後 |
消えた工程が4つあります。ヒアリング、構成案、ワイヤーフレーム、デザイン案。そして、承認という行為そのものです。
順番が逆になりました。以前は、設計書を見て、承認して、それから完成品が出てきました。 いまは完成品が先に出てきて、それを見ながら直します。その往復を、十数回やりました。
ここが、このページで一番書きたいところです。
種明かしをします。手を動かす時間は、数時間です。隠しません。上の表がそれです。
ですので、作業時間に対していただくのではありません。そこは、もう値段がつく仕事ではなくなりました。
AIは、書けます。捨てられません。
出てきた文章のうち、どれを残してどれを消すか。その判断だけは、25年やってきた人間の側に残りました。
執筆は誰でもできるようになりました。検品は、まだ人にしかできません。
25年、私はページを買う側でした。会社のオフィシャルサイトは、1本100万から150万円。それが普通でした。
ただ、金額の総計が大きいのはLPのほうです。会社は4社、商品ごとにLPが要るので、年に30枚以上つくります。1枚10万から30万円。
LPだけで、年に300万から900万円。それを毎年、外に出していました。
しかも、その値段で買っていたのはデザインと組み立てだけです。 いまLP制作の相場を調べると、10万〜30万の帯は「オリジナルデザイン。コピーライティングは含まれないことが多い」と書いてありました。そのとおりでした。
何を書くかは、25年ずっと、私が自分で書いていました。年に30枚、全部です。
つまり私は、一番効くところは自分でやって、ガワだけを外に出していたわけです。 いまお引き受けするのは、その自分でやっていたほうです。作る側の都合を、いちばんよく知っているのは、払ってきた側です。
| 会社のホームページ | 新しく作る場合と、いまあるものを全面的に作り直す場合の両方。会社概要・事業内容・実績・お問い合わせまで。 |
|---|---|
| 採用のページ | 募集要項だけでなく、応募が来るための中身(仕事の1日・先に不利を言う・給与の実額)まで書きます。 |
| 商品・サービスの1枚もの | 1つの商品を売り切るためのページ。問い合わせフォームまで。 |
| お問い合わせフォーム | 自動返信つき。届いたものが担当者のメールに残る形にします。 |
スマートフォン対応(レスポンシブ)とSSL(https)は、どれにも標準で入っています。別料金にしていません。
金額を、このページには書きません。逃げではないので、理由を先に書きます。
東京23区の補助金は、出る額が区によって5万円から50万円までばらばらです。しかも「対象経費の2分の1」「3分の2」と、割合も違います。
ここに金額を1つ書いてしまうと、枠が余っている区の御社が損をします。逆に、制度のない区の御社には高く見えます。
高い会社ではありません。比べていただくために、世の中の数字を先に置きます。
| 会社のホームページ | 制作会社で50万〜150万円。平均95.6万円・中央値50万円 |
|---|---|
| LP(1枚もの) | 平均55.4万円・中央値40万円。10万円以下の帯はデザインと組み立てだけで、戦略と原稿は自社で用意する前提 |
| 原稿・キャッチコピー | 別料金。1ページ10万〜30万円(5ページなら50万〜150万円) |
| 修正 | 3回まで。以降は追加費用 |
| 期間 | 1ヶ月半〜3ヶ月 |
出典=制作会社各社が公開している料金表・相場調査(2026年)。うちの金額ではありません。
LPの値段を調べると、フリーランスは10万〜50万円、LP専門の制作会社は30万〜100万円と出てきます。 30万から50万は、まるごと重なっています。同じ40万円で、どちらからも買えるということです。 値段は、体制を表していません。
制作会社のメディアには、こう書いてあります。
「スキルや品質は個人差が大きい」
それから、こうも書いてあります。
「フリーランスは組織内の承認フローがないため、スピード感のある対応が期待しやすい」
そのとおりだと思います。誰が考えるかで決まります。
うちは1人です。承認を取る相手がいないので、「ここ、こうして」の1行で直ります。
そのかわり、考える人を選んでいただくことになります。だからこのページで、私が25年何をやってきたかを先に書きました。
制作会社が遅いから、ではありません。制作会社各社が、口をそろえてこう書いています。
「制作期間が長引く最大の原因は、原稿や写真素材の準備遅れ」——つまり、会社側で原稿が書けずに止まるのです。
「原稿は社長が書く」と決めたまま、通常業務に押されて1ヶ月が過ぎる。制作会社はその間ずっと待っている。 よくある話ではなく、これが一番多い遅延の理由だそうです。
ホームページが死ぬのは、デザインが古くなったときではありません。
誰も直さなくなったときです。
普通は、公開した翌月から直せなくなります。「1文字直したい」と言うたびに、営業の人に連絡し、制作の人に回り、見積が出て、また待つ。 2回それをやると、3回目は言わなくなります。そうして、去年のままのお知らせが載り続けます。
うちは、1行送っていただければ、その日のうちに直ります。回数の制限はありません。
上の表の「修正/上限なし」がそれです。自分の会社でそうしているので、御社にも同じことをします。
月ぎめの費用は、制作費よりずっと小さい額です。金額はお見積りのときに一緒にお出しします。
東京23区のうち、いくつかの区に、ホームページの制作費を補助する制度があります。
たとえば中央区は、制作費の2分の1・上限30万円。下半期の受付は10月1日の朝9時からで、先着です。 予算に達した時点で、その年度は終わります。
ただし、全部の区にあるわけではありません。制度そのものが無い区が5つあります。 「ある」とされている区も、創業して間もない会社だけ、店舗を構えている事業者だけ、採用サイトだけ、というものが混ざっています。 金額も5万円から50万円までばらばらです。
ですので、ここに一覧は書きません。年ごとに変わりますし、書いた時点で古くなります。
御社の区を、その日のうちに調べてお返しします。制度の名前、いくら出るか、いま受付中か、御社が対象に入るか。
無ければ、無いとお伝えします。
申請の書類は、こちらで下書きをお作りします。交付申請書、事業計画書、企業概要、見積書。 御社にご用意いただくのは、履歴事項全部証明書と納税証明書だけです。
補助金は区の制度であり、審査があります。申請すれば必ず交付されるものではありません。先着順・予算の範囲内としている区がほとんどです。
話を聞く人と、作る人が同じです。私が聞いて、そのまま作ります。 間に人が入らないので、その場で直せます。上の表で工程が4つ消えたのは、これが理由です。
AIを使うことも隠しません。ただ、AIが出したものをそのままお渡しすることはありません。 出てきたものは全部、私が目で見て、消すところを消します。
いちばん確かな見本は、弊社が自分で運営しているサイトです。全部、私が1人で作っています。
| summerwind.co.jp | 会社のホームページ。会社概要・事業内容・お問い合わせ。 |
|---|---|
| watanabe-ai.jp | サービスサイトと、記事40本以上のブログ。このページもその1枚です。 |
| northshore.ne.jp/konkatsu/ | グループ会社の、商品を売るための1枚もの。予約フォームまで。 |
受託でお作りしたものは、お客様から掲載のご了承をいただいたものだけお出しします。 いまお出しできるものはありません。ですので、ここには書きません。
| 1 | お問い合わせ。いまのサイトがあれば、先に見せていただきます |
|---|---|
| 2 | 30分お話をうかがいます(オンライン)。原稿は、この時間でうかがったことから書きます |
| 3 | お見積りとご契約 |
| 4 | 制作。1回目をお見せするまで、およそ1週間です |
| 5 | 直し、公開、データ一式のお渡し |
| 1 | 御社の区を調べてお返しします(当日) |
|---|---|
| 2 | 30分お話をうかがい、お見積りをお出しします(申請に必要です) |
| 3 | 申請書類の下書きをこちらで作ります。御社から区へご申請 |
| 4 | 交付決定を待ちます(区によっておよそ1か月) |
| 5 | 決定後にご契約 → 制作 → 公開 → お支払い |
| 6 | 実績報告の書類も、こちらで下書きします |
お支払いは銀行振込です。補助金の実績報告で、振込の記録が必要になるためです。
作業時間だけを見れば、そうです。ただ、上の表で消えた工程は、AIが肩代わりしたものばかりではありません。ヒアリングと構成案が消えたのは、25年やってきて頭の中に入っているからです。そこをお渡ししています。
できます。実際、そうされている社長もいらっしゃいます。道具は誰でも買えます。ただ、区の補助金は「自分で作ったもの」を対象外にしています。そこだけご注意ください。
変わりません。社員がおりませんので、最初から最後まで私が担当します。
動き続けます。データ一式をお渡ししてありますので、他社さんに引き継いでいただけます。特殊な仕組みは使いません。
書いていただく必要はありません。お話をうかがって、こちらで書きます。読んでいただいて、違うところを言っていただければ直します。
作り直しになります。なお、区の補助金は「全面的な作り直し」を対象にしていて、一部の手直しは対象外にしている区がほとんどです。
お持ちのもので構いません。スマートフォンで撮ったもので十分です。無ければ、無い前提で構成します。
ページ数でお見積りが変わります。何ページ必要かは、お話をうかがえばこちらで決められます。多ければいい、というものでもありません。
30分お話をうかがえば、その日のうちにお出しします。先に金額だけをお伝えすると、御社の区の制度に合わない数字になるので、そうしています。
ホームページが死ぬのは、デザインが古くなったときではありません。誰も直さなくなったときです。
御社のサイトの「お知らせ」は、いつのものが一番上にありますか。それが答えです。
区の補助金は先着です。予算に達したら、その年度はそこで終わります。中央区の下半期は、10月1日の朝9時から。
年が明けてから動く話ではありません。
それから、区の職員はこの制度を売り込んできません。知っている社長だけが使っています。
お見積りをご覧になって高いと思われたら、それで結構です。無理におすすめしません。
ただ、年に300万から900万を25年払い続けた側の人間が、組んだ金額です。
お問い合わせの際に区名(例:中央区)をお書きいただければ、その日のうちに制度をお調べしてお返しします。
株式会社サマーウインド 代表 渡部 純一