ホームページを作るときに、区が費用の半分ほどを出してくれる補助金があります。
ただし、東京23区のうち、5つの区では使えません。使える区でも、上限は5万円の区から20万円の区まで、4倍の差があります。
同じホームページを同じ値段で頼んでも、会社の住所だけで、戻ってくる額が変わります。
2026年10月3日の時点で、23区すべてを区の公式の資料で確かめました。8分の動画にまとめてあります。文字で読みたい方のために、中身を下にも書いておきます。
なぜ、知られていないのか

区ごとに、名前も中身もバラバラだからです。
ある区では「ホームページ作成費補助金」。ある区では「販路拡大支援事業助成金」。ある区では「中小企業支援事業補助金 経営安定コース」。名前を見ても、ホームページに使えるとは分かりません。
上限も、補助率も、締切も、いつから作り始めてよいかも、全部違います。国の補助金のように、1つのページにまとまっていません。だから、23区を全部並べた一覧は、どこにもありませんでした。
使えない区(5つ)
北区、新宿区、千代田区、文京区には、ホームページを作るための補助金がありません。新宿区は以前ありましたが、令和6年度で終わっています。
品川区は制度自体はありますが、2026年度はホームページ単独では使えません。
2026年度の受付が終わった区(一般向け)
| 区 | 終わり方 |
|---|---|
| 目黒区 | 2026年9月11日で締め切り |
| 板橋区 | 9月15日で締め切り |
| 世田谷区 | 8月7日に予算の上限に達して終了 |
| 杉並区 | 上限50万円。締切は10月30日だったが、9月28日に予算に達して終了 |
| 中央区 | 上限30万円。10月1日の朝9時に下半期の受付が始まり、10月3日に確かめたときには終了 |
ここが、いちばん大事なところです。多くの区は先着順で、予算がなくなった日に終わります。締切の日付は、あてになりません。
一般の会社が使える区(2026年10月3日時点)
| 区 | 上限 | 補助率 | メモ |
|---|---|---|---|
| 荒川区 | 20万円 | 2分の1 | 審査あり |
| 足立区 | 20万円 | 2分の1 | 先着 |
| 豊島区 | 15万円 | 2分の1 | 作ってから申請する形 |
| 江戸川区 | 10万円 | 2分の1 | ネットショップ・多言語つきは20万円 |
| 葛飾区 | 5万円 | 2分の1 | 制作会社に直接頼むのが条件 |
条件つきの区もあります。江東区は上限10万円ですが、初めてホームページを作る会社だけ。練馬区は上限5万円で、まだホームページを持っていない会社だけです。
創業して間もない会社だけの枠もあります。港区は創業2年未満で上限30万円。中野区と豊島区は創業5年未満で上限20万円。杉並区は創業6か月以内で上限20万円です。
同じ30万円のホームページでも、荒川区なら15万円が戻り、葛飾区なら5万円、千代田区ならゼロです。
知らずに申請すると損をする、落とし穴3つ

1つ目。作り始める日です。
多くの区は、区が「交付します」と決める前に作り始めた分は、対象になりません。申請してから決定が出るまで、制作は止まります。
ただし、江戸川区・豊島区・江東区・葛飾区の4つは、作ってから申請する形なので、待たずに作り始められます。
2つ目。毎月の費用です。
補助の対象になるのは、作るときの費用です。公開した後の更新や運用の月額は、対象になりません。見積もりの段階で、作る費用と毎月の費用を分けておかないと、審査で引っかかります。
3つ目。誰に頼むかです。
葛飾区や練馬区などは、ホームページを作る会社に直接頼むことが条件です。間に別の会社が入って、実際の制作は下請けに回す形だと、対象から外れます。
おまけで、税金の扱いも区ごとに違います。税抜きの金額で計算する区と、税込みで計算する区があります。
申請の流れ(多くの区)
区の窓口に相談する → 制作会社から見積もりをもらう → 申請する → 区が補助金の交付を決める → 作り始めて公開する → 完了の報告を出す → 補助金が振り込まれる。
補助金は後から戻ってくるお金です。最初は全額を立て替えます。
そして、補助金は必ず出るものではありません。要件を満たし、区が交付を決めた場合にだけ出ます。
御社の区を押すと、上限と補助率と、いま受付中かどうかが出ます。入力欄はありません。
受付の状況は日々変わります。申請の前に、区の窓口でお確かめください。
よくある3つ
- ホームページの補助金は、必ず出ますか?
- 必ずではありません。要件を満たし、区が交付を決めた場合にだけ出ます。審査のある区や、先着で予算に達した日に終わる区があります。
- 交付が決まる前に作り始めてもいいですか?
- 多くの区では対象外になります。江戸川区・豊島区・江東区・葛飾区は、作ってから申請する形です(2026年10月3日時点)。
- 毎月の保守・運用費も補助されますか?
- 対象は作るときの費用だけです。公開後の更新・運用の月額は対象外なので、見積もりで分けておきます。