作ろうとしたもの
うちには社員がいません。電話は私が出ます。出られないと、それで終わりです。だから、電話をAIに受けさせる仕組みを自分で作ることにしました。
設計はこうでした。自宅の固定電話に来た電話を、回線会社の転送で別の番号に流す。その番号でAIが受ける。転送が土台です。
詰まった場所
AIは、すぐに動きました。詰まったのは転送です。
転送の設定には、本人確認のために担当者が自宅に来る必要がありました。来てもらいました。ところが、転送の設定が通りません。担当者の方も、その機械には詳しくない。明日以降は月額が発生する。翌日来てもらっても、通るかどうか分からない。
その場で解約しました。転送を頼むために来てもらって、解約して終わりました。
要らなかった部品
帰ってから設計を見直して、気づきました。転送という部品が、丸ごと要りませんでした。AIが受ける番号を、そのまま公開すればよかった。間に何も挟まりません。
しかも転送をやめたら、不確実なことが全部消えました。発信者の番号が保たれるか。転送の予定が別のアプリに依存すること。使っていない回線の月額。転送を挟んでいたら、回線会社が止まった日に、AIも止まっていました。
いちばん高くついたのは、要らない部品を前提に設計していた時間でした。
AIエージェントを頼む前に、3つ
この話から、頼む前に確かめることが3つ出ます。
1. 部品の数を聞いてください。AIの前後に、いくつの仕組みが挟まるか。挟まる数だけ、止まる場所が増えます。
2. 止まったとき、誰が気づくかを聞いてください。うちでは、留守番電話が出ただけで「つながった」と記録される穴がありました。本人は出ていないのに、48秒つながったと通知が来ました。直しましたが、動かしてみるまで分かりませんでした。
3. 作った会社が、自分でそれを使っているかを聞いてください。自分で使っていれば、上の2つの答えが具体的に出ます。
うちがやっていること
ここからは自分の話なので、不要な方は飛ばしてください。
対象:社員10〜30名の中小企業
形態:実装して納品する型(研修はしません)
費用:AI顧問が月額110,000円(税込)から。会社ごと入れる企業導入が初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1か月。中身はこちら
私は社員がいません。電話も、問い合わせの返信も、請求と入金の消込も、自分の会社で自分が作ったものを自分で使っています。だから部品の数と、止まったときに誰が気づくかは、全部自分で踏んだ穴です。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
AIエージェントの記事は、できることの話ばかりです。できることは、たぶん本当です。ただし、それが御社で動き続けるかどうかは、AIの性能ではなく、前後に挟まる部品の数で決まります。部品を減らす設計ができる相手かどうかは、その会社が自分で何を動かしているかを聞けば分かります。
よくある3つ
Q. AIエージェントとは、何ですか。
A. 電話を受ける、メールを返す、書類を作る、というように、人の代わりに一連の作業をこなすAIの仕組みです。AI本体より、前後に挟まる部品(電話回線、メールの受信、データの置き場)で止まることが多いです。
Q. 開発を頼む会社は、どう選べばいいですか。
A. 3つ聞いてください。AIの前後に挟まる部品の数、止まったときに誰が気づくか、その会社が自分でそれを使っているか。3つとも口頭で答えられます。
Q. 費用はどれくらいですか。
A. 弊社は会社ごと入れる企業導入が初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1か月です。1つずつ始めるなら、月額110,000円(税込)からの顧問で、毎月1つ動くものを増やします。最初の1つは無料です。
実物の記録
この記事と同じで、うちで実際に起きたことだけを書いた記事です。
社員10〜30人の会社は、AI導入をどこに頼めばいいのか
止まっても、誰も教えてくれません
AI導入で失敗する会社が、共通して買っていたもの