本気で、書かせてみました

ども、渡部です。
うちのサービス案内を1枚、AIに本気で書かせました。
練習ではありません。本当にサービスを売るためのページです。いわば、渾身の1枚です。
本気で、というのは、AIが出した物をそのまま載せる、の反対です。出てきた物を私が読んで、違う所を全部言う。直った物をまた読む。それを、通るまでやる。
10月9日から12日まで。4日かかりました。
私が「ここが違う」と言った回数は、記録を数えたら200回でした。1日に50回。文章1枚にです。
直したのは文字だけではありません。最初の画面の形、書体、写真、スマートフォンで見たときの動き、比較表に入れる金額。全部です。
本番のサーバーに上げ直した回数は、155回。見て、言って、直って、また上がる。これは、AIだからできます。人に頼んでいたら、4日でここまで作り直せません。
消したもの
消した物を、3つ並べます。
1つ目。書き方の説明です。「この一行を決めるのに30分かけました」という類の行。AIは、自分がどう書いたかを書きたがります。読む人の得ではないので、消しました。
2つ目。絵と仕掛けです。絵のカード、棒のグラフ、進め方の図、数字がくるくる動く仕掛け。AIは、文章だけでは足りないと思って足してきます。「いらない。テキストのほうがまし」。全部外しました。
3つ目。うちの事情を、正直に書いた一行です。嘘ではありません。本当のことです。それでも「どっちもいらない」。正直に書けば通る、というわけでもありませんでした。
もう1つ。言い切りが多すぎて、読む人への口調が強くなっていました。「全体的に口調が強めでない?」。断定していいのは世の中の話で、お客様に向けて断定する物ではありません。
消した物の共通点は、1つです。全部、うちの話でした。
残ったもの
残った物も、並べます。
うちが実際に作って、いま公開しているサイト3本。リンクすら外して、枠の中で流れているだけにしました。48時間という時間。文章もこちらで書くという一行。古いサイトを映したスマートフォンの写真。これは「もっと字がちっちゃくて見えない感じ」と言って、わざと読めなくしました。
いちばん上の帯「ホームページを作り直そうとして、止まっている社長へ」は、「もっと大きくていい」。消すどころか、大きくしました。
残った物の共通点も、1つです。読んだ社長が、その場で確かめられる物。サイトは開けば見える。48時間は数えれば分かる。写真は、自分のサイトを思い出せる。
AIは、足す。
社長は、消す。
AIで文章を書くのは、甘くない

AIの文章が通らない理由は、嘘を書くからではありません。読む人の役に立たない行が、本当のことの顔をして混ざっているからです。
AIは、本当のことなら書いていいと思っています。私は、読む人の役に立つかでしか見ません。この差が、200回です。
もう1つ、4日で済んだ理由があります。案の段階で決めなかったことです。本番と同じ見え方のページを作らせて、見てから言う。これを何度もくり返しました。文章だけ読んで決めていたら、本番に上げてから直すことになっていました。
1つだけ、付け加えます。最初の画面だけは、最後まで納得していませんでした。最後に通った形は、私ではなく、AIが出してきた案でした。消すのは私です。それでも、出してくるのはAIです。
「違う」と言えるかどうかで、全部変わる
AIは、やるだけです。頼まれたことを、頼まれたとおりにやります。
書かせると、それらしい文章が出てきます。日本語として、どこもおかしくありません。
ただ、売る文章としては、少しずつずれていきます。うちの説明が増える。口調が強くなる。絵を足す。放っておくと、1行ずつ、売るページから離れていきます。
それを「違う」と言って、本来の方向に戻す。今回の200回は、全部その作業でした。
コピーを書いてこなかったら、私も最初に出てきた文章で通していたと思います。読めるからです。
私は、20年以上、売る文章を自分で書いてきました。だから、どこがずれているかが分かります。
同じAIに、同じページを頼んでも、まったく違う物ができます。差を作るのは、AIではありません。「違う」と言えるかどうかです。今回の200回が、その実測です。
御社で、先に見るところ
AIに書かせた文章を、足す側ではなく、消す側で読みます。
判定は1つで足ります。その一行は、読んだ人がその場で確かめられるか。確かめられない行は、うちの説明です。消します。
1枚につき、何回消したかを数えると、差が見えます。うちは、200回でした。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
200回消して、最後まで1文字も変わらなかった行が、1つだけあります。私がこれまでホームページに払ってきた金額です。AIの文章でいちばん強かったのは、AIが書いた所ではなく、私しか知らない数字でした。
追伸2
お見せするのは48時間だけです。導入事例を集めたいという、こちらの事情によるものです。お続けになる場合は、そのままお渡しします。私が居なくなっても、御社で動き続けます。