やったこと
AIを会社に入れている同業の密着動画がありました。37分あります。同業の取り組みなので、中身は知りたい。ただ、座って見る時間は無い。私はいつも2倍速で見るので、それでも18分かかります。
やったことは1つです。URLを渡して、「中身を教えてください」と書いた。それだけです。
返ってきたのは、動画の要点と、使えそうな発言の抜き出しと、「これはうちに関係があるか」の判定でした。そのまま同じ画面で、「うちならどこを真似できるか」まで詰めました。動画は、最後まで再生していません。
中では何が起きているか
難しいことはしていません。動画には字幕のデータが付いています。喋った内容が、全部文字で入っています。
37分の動画で、約2万字ありました。原稿用紙で50枚です。AIはこれを丸ごと読みます。人が2万字を読むと30分近くかかりますが、AIは読んだうえで要点だけを返してきます。
つまり、動画は最初から「文字」でもあったということです。この動画も、2倍速で18分かけて音で聞くつもりでいました。文字で読めるものを、です。
見なくていい動画と、見た方がいい動画
全部の動画がこれで済むわけではありません。線ははっきりしています。
見なくていいのは、話が主役の動画です。対談、解説、セミナー、密着。中身がほぼ全部、言葉になっているものです。
見た方がいいのは、2つだけです。1つは、画面操作の実演。手順は見ないと分かりません。もう1つは、この人を信用できるかどうかを、自分の目で決めたいとき。これは文字にならないので、見るしかありません。
取れないものも、あります
正直に書いておきます。この方法で取れないものがあります。画面に映っているものです。
今回の動画にも、組織図のスライドと、使っているツールの画面が出ていました。喋っていない部分なので、字幕には1文字も入っていません。
そこは、その部分だけ別のAIに動画そのものを見せて確かめました。字幕で全体を読んで、映像が要るところだけ映像を見る。この使い分けです。
社長にとって、何が変わるか
変わるのは「時短」ではありません。順番です。
これまでは、見終わってから「見る価値があったか」が分かりました。37分使ったあとで、関係ない話だったと分かることもありました。
いまは逆です。先に中身が分かって、そのうえで「これは自分の目で見る価値があるか」を決められます。見る動画は減りましたが、見た動画は全部当たりです。
社長は、社内でいちばん動画を見る時間が無い立場だと思います。それでいて、同業が何をしているかは、いちばん知っておく必要がある立場でもあります。ここが入れ替わります。
うちがやっていること
ここからは自分の話なので、不要な方は飛ばしてください。
対象:社員10〜30名の中小企業
形態:実装して納品する型(研修はしません)
費用:AI顧問が月額110,000円(税込)から。会社ごと入れる企業導入が初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1か月。中身はこちら
今日書いたことも、特別な道具は使っていません。うちで毎日動いているものの1つです。私がやっているのは、出てきたものを確かめることだけです。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
37分の動画を最後まで見た人と、1分で中身を把握した人は、同じ情報を持っています。違うのは、そのあとの時間を何に使ったかだけです。差がつくのは、知っている量のほうではありませんでした。
よくある3つ
Q. AIに動画を要約させるには、何をすればいいですか。
A. 動画のURLを渡すだけです。字幕のデータが公開されている動画であれば、AIがその文字を全部読んで、要点を返します。動画を再生する必要も、ダウンロードする必要もありません。
Q. どんな動画なら、見なくても内容が分かりますか。
A. 話が主役の動画です。対談、解説、セミナー、密着。これらは中身がほぼ全部、言葉になっています。逆に、画面操作の実演や、話し手を信用できるかを自分の目で決めたいときは、見たほうが早いです。
Q. 字幕を読ませる方法では、取れないものはありますか。
A. あります。画面に映っているものです。組織図、資料のスライド、ツールの画面。これらは字幕に入っていません。必要なときは、その部分だけ別のAIに動画そのものを見せて確かめます。
実物の記録
この記事と同じで、うちで実際に起きたことだけを書いた記事です。
AIを入れる場所は、たまっているところです。
AIに渡せる仕事と、渡せない仕事の線。
社員10〜30人の会社は、AI導入をどこに頼めばいいのか