代表・渡部純一の記事

AIを入れる場所は、
たまっているところです。

「事務作業が減ります」。AI業務効率化の売り文句は、だいたいこれです。減ってもいいけれど、今日でなくてもいい。だから動きません。

動いた社長の言葉は、別のものでした。「たまっているんです」。この記事は、その一言の話です。違うと思われたら、途中で閉じていただいて結構です。

2026.09.03|株式会社サマーウインド 渡部純一

減らしたい仕事と、
片づかない仕事は、別物です。

動いた社長の一言

ある会社の社長から、お申し込みがありました。困っていることを聞くと、こう言われました。「たまっているんです」。分割払いの入金の確認が、何か月分か、片づかないまま積んである。人を増やしても、過去のぶんは減らない。

この一言で、うちは商品の説明を全部書き直しました。「事務作業が減ります」は、緊急性がいちばん低い話だったからです。

たまっている仕事に、AIが効く理由

理由は単純です。人は1件ずつしか処理できません。AIは全部同時に触れます。

10件なら、人のほうが速いことがあります。100件で並びます。300件だと、勝負になりません。たまった量が多いほど、AIが有利です。

人を増やして片づける場合、増えた人は今日の分から処理します。過去の300件は、誰かが夜にやることになります。AIは過去の300件を、今日の分と同じ日に触れます。ここが違います。

たまっているかどうかの、3つの目安

1. 誰かが量を数えている。「50件くらい残っている」と、数字で言える人がいる。

2. 期限が、もう過ぎている。先月分がまだ、という状態。

3. 人を増やしても、過去のぶんは片づかない。採用しても、今日以降の分しか減らない。

3つ揃っていれば、そこがAIを入れる場所です。1つも無ければ、AIは要りません。減らしたいだけの仕事は、減らさなくても会社は回っているからです。

社長が言う場所と、たまっている場所は、ずれる

社長7人に話を聞いて分かったことがあります。社長が「たぶんここが非効率だ」と言う場所と、現場で実際にたまっている場所は、だいたいずれています。

だから、うちはサイトを見て推測したものを1つ目として送りますが、そのあとで必ず「いま、何がたまっていますか」と聞きます。答えが数字で返ってきたら、そこが場所です。

うちがやっていること

ここからは自分の話なので、不要な方は飛ばしてください。

対象:社員10〜30名の中小企業
形態:実装して納品する型(研修はしません)
費用:AI顧問が月額110,000円(税込)から。会社ごと入れる企業導入が初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1か月。中身はこちら

私は社員がいません。4つの会社を1人で回していて、たまったら片づけてくれる人がいません。だからたまる前にAIに渡す、を毎日やっています。御社でやるのは、その同じことです。

御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)

費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。

御社の消せる作業を、書き出してもらう

それでは、ご連絡をおまちしております。

追伸

たまっている仕事は、明日にはもっとたまっています。「どこに頼むか」で迷っている3か月の間も、減りません。減らしたい仕事なら、迷っていても困りません。たまっている仕事は、迷っている時間そのものが費用です。

よくある3つ

Q. AIで効率化する業務は、どう選べばいいですか。
A. いちばん「たまっている」ものです。目安は3つ。誰かが量を数えている、期限がもう過ぎている、人を増やしても過去のぶんは片づかない。3つ揃っていれば、そこです。

Q. 事務作業を減らしたいだけでも、頼めますか。
A. 頼めます。ただし、減らしたいだけの仕事は緊急性が低いので、動き出しにくいです。たまっているものが1つあれば、そちらから始めたほうが、最初の1か月で結果が出ます。

Q. 何がたまっているか、自分でも分かりません。
A. その状態が普通です。社長が言う場所と、現場でたまっている場所は、だいたいずれています。お申し込みいただければ、御社のサイトを見て1つ目を推測でお送りし、そのあとで「いま何がたまっていますか」とお聞きします。

書いた人

渡部純一(株式会社サマーウインド 代表取締役)。ネット商売25年、累計売上80億円。著書3冊、うち2冊が続けてAmazon総合1位。現在は社員ゼロ・AIだけで自社を経営しながら、中小企業向けのAI顧問「AI経営参謀」を月5社まで。