代表・渡部純一の記事

私は、
全く忙しくありません。

社長という人は、だいたい夜まで忙しくしています。私は、ここ3年、一度も忙しくなっていません。自慢の話ではありません。書いていて、私のほうが不安になる話です。

暇な人間の話が続きます。お忙しければ、ここで閉じていただいて結構です。

2026.09.08|株式会社サマーウインド 渡部純一

忙しいのは、
社長のせいではありません。

この夏、うちで起きたこと

先に、量の話をします。

1日で、記事を29本出した日があります。動画は毎日1本出ています。8日で、会社の電話をAIが出るようにしました。経営者の会でもらった名刺129枚を、43分で一覧にしました。メールもLINEも、文面ができたら私はボタンを押すだけです。

そして、これはほんの一部です(本当です)。

量だけ見れば、たぶん忙しい部類です。それでも、忙しくなっていません。

その間、私は何をしていたか

決めていただけです。

記事を書いたのはAIです。動画の台本も声も映像もAIです。名刺を読んだのも、電話に出ているのも、配信の文面を書いたのもAIです。私が言ったのは「これでいく」と「これは違う」と、送信ボタンだけです。

手で打てば、名刺129枚は4時間半です。記事29本は、外注なら見積もりを取るだけで数日です。どちらを選んでも、その間ずっと「あれをやらなければ」が頭に残ります。

残らなかった、というのが今日の話です。要は、手を動かしているか、決めているか。それだけの差です。

忙しいのは、社長のせいではありません

夜まで会社にいる社長を、私は何人も見てきました。能力の問題だと思ったことは、一度もありません。

作業が、人の手に残っているだけです。

見積書を作る。請求書の端数を直す。求人票を書き直す。シフトを組む。名簿を整える。どれも判断ではありません。手を動かすだけの仕事です。

そして、手を動かすだけの仕事は、社長がやったときに一番高くつきます。

ただ、暇なことは、正しさの証明にはなりません

忙しくないと、たくさん間違えられます。この夏に私が間違えたことを、そのまま書きます。

広告に3万円払いました。99人が来て、申込は0件でした。8月に入った申込7件は、7件とも広告の外から来ていました。

8社に、その会社専用の道具を作って無料で渡しました。8社とも、アクセスがゼロでした。渡し方が違っていました。

どちらも、私の設計が悪かったという話です。ただ、忙しかったら、この2つには気づいていません。1回で「だめだった」と思って終わっています。

暇だから、何回も試せました。暇というのは、要は、試せる回数のことです。

ついでに、人脈もありません

25年、ネットだけで商売をしてきました。名刺交換を、ほとんどしていません。

だから8月に、初めて経営者の会に出ました。壇上で2分話す番が回ってきたときに、話せる近況がありませんでした。2023年にやりきってリタイヤして、3年、何もしていなかったからです。なので、そのまま言いました。

あとで一番話しかけられたのが、その2分でした。

社長にとって、何が変わるか

いま、夜まで会社に残っている作業を、1つ思い浮かべてください。見積書。請求書。求人票。シフト表。名簿。問い合わせの返事。

それは判断ですか。それとも、手を動かすだけの仕事ですか。

手を動かすだけの仕事なら、社長の手元に置いておく理由が、1つもありません。それが1つ外れると、夜が1時間早く終わります。2つ外れると、確かめる時間が生まれます。私が3年、間違え続けられているのは、その時間があるからです。

うちがやっていること

ここからは自分の話なので、不要な方は飛ばしてください。

対象:社員10〜30名の中小企業
形態:実装して納品する型(研修はしません)
費用:AI顧問が月額110,000円(税込)から。会社ごと入れる企業導入が初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1か月。中身はこちら

今日書いたことも、特別な道具は使っていません。うちで毎日動いているものです。私がやっているのは、出てきたものを確かめることだけです。

御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)

費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。

御社の消せる作業を、書き出してもらう

それでは、ご連絡をおまちしております。

追伸

「忙しくない」を、もう少し正確に言い直します。私は毎日、動画を1本出して、週に何本かこの記事を書いて、その合間にページを作っています。量だけ見れば、たぶん忙しい部類です。それでも忙しくならないのは、そのどれも、私が手を動かしていないからです。

追伸2

費用をいただかない理由は、導入事例が欲しいという、こちらの事情です。実は、それだけです。

よくある3つ

Q. 社長が忙しいのは、普通のことではありませんか。
A. 忙しいこと自体は普通です。ただ、何で忙しいかで分かれます。決めることで忙しいなら、それは社長の仕事です。見積書・請求書・求人票・シフト表・名簿のように、手を動かすだけの仕事で夜まで残っているなら、それは社長の手元に置いておく理由がありません。

Q. AIに任せて、間違いはありませんか。
A. あります。だから私は、出てきたものを確かめることだけをしています。手を動かしていないから、確かめる時間があります。忙しい社長は、確かめる時間から先に消えます。

Q. 何から手をつければいいですか。
A. 夜まで会社に残っている作業を1つ思い浮かべて、それが判断なのか、手を動かすだけの仕事なのかを分けてください。手を動かすだけの仕事が1つ見つかれば、それが最初の1つです。

書いた人

渡部純一(株式会社サマーウインド 代表取締役)。ネット商売25年、累計売上80億円。著書3冊、うち2冊が続けてAmazon総合1位。現在は社員ゼロ・AIだけで自社を経営しながら、中小企業向けのAI顧問「AI経営参謀」を月5社まで。