研修が教えているもの
研修で教わるのは、操作です。プロンプトの書き方。道具の画面。うまくいく例。1日で覚えられます。だから研修は1日で終わります。
ところが翌週、社員が自分の会社の「先月分の請求書を作る流れ」をAIに渡そうとすると、止まります。どのデータをどの形で渡すか。どこまでAIにやらせて、どこから人が見るか。間違えたときにどう戻すか。ここは操作ではなく、設計です。設計は、例を見ても身につきません。自分の仕事で一度作らないと分からないからです。
社長7人に聞いた話
この数週間、社長7人に1時間ずつ話を聞きました。お金を出して講座に通った方が何人かいました。全員、手順は分かっていました。全員、自分の会社の仕事をゼロから形にするところで止まっていました。
教わった人が、作れるようにはなっていなかった。これは能力の話ではありません。教える側が、御社の仕事を見ていないからです。研修は、どの会社にも同じ内容を教えます。御社の請求書の流れは、御社にしかありません。
研修が効く、2つの条件
研修を否定はしません。効く条件が2つあります。
1つ目。すでに動いているものが、社内にある。動いているものを社員が触れるようになるための研修は効きます。ゼロから作るための研修は効きません。
2つ目。作れる人が、社内に1人いる。その人が設計をして、研修で残りの人が操作を覚える。この順番なら回ります。逆だと回りません。
2つとも無い会社が研修から入ると、操作を覚えた人が10人できて、動くものがゼロのまま、翌月を迎えます。
順番を逆にする
うちがやっているのは、順番を逆にすることです。先に、動くものを1つ作って渡します。御社の請求書、御社の問い合わせ、御社の名簿で。社員は、動いているものを見てから触ります。操作は、動いているものがあれば、教えなくても覚えます。
研修はしません。資料も作りません。作って、動く状態で渡して、翌月も動いているかを見る。それだけです。
うちがやっていること
ここからは自分の話なので、不要な方は飛ばしてください。
対象:社員10〜30名の中小企業
形態:実装して納品する型(研修はしません)
費用:AI顧問が月額110,000円(税込)から。会社ごと入れる企業導入が初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1か月。中身はこちら
私は社員がいません。4つの会社を1人で回していて、実装は全部自分でやります。誰にも教わっていません。自分の会社の仕事で作ったから、身についただけです。それを御社の仕事でやるのが、うちの仕事です。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
研修の請求書には、受講料しか載りません。受けた社員の時間と、受けたあとに何も動かなかった月は、載りません。いちばん安く見える入口が、いちばん高くつくことがあります。
よくある3つ
Q. AI研修は、意味がないのですか。
A. 条件つきで効きます。すでに動いているものが社内にあるとき、または作れる人が社内に1人いるとき。2つとも無い会社が研修から入ると、操作を覚えた人だけが増えて、動くものはゼロのままです。
Q. 社員がAIを使えるようになるには、どうすればいいですか。
A. 先に、動くものを1つ社内に置くことです。御社の請求書や問い合わせで作った、動いているもの。社員はそれを見てから触ります。操作は、動いているものがあれば教えなくても覚えます。
Q. 研修なしで、本当に社員が使えますか。
A. 弊社の型は、作って動く状態で渡し、翌月も動いているかを見る形です。社員が毎日入力しないと動かないものは作りません。ですから、社員が覚えなければ止まる、という形になっていません。
実物の記録
この記事と同じで、うちで実際に起きたことだけを書いた記事です。
社員10〜30人の会社は、AI導入をどこに頼めばいいのか
教える人と、使っている人は別です
AI導入で失敗する会社が、共通して買っていたもの