代表・渡部純一の記事

個人情報は、人に渡すほうが危ない。
いまは、そうです。

「AIに顧客名簿を渡すのは、さすがに怖い」で止まっている社長へ。

この記事は、個人情報をどこに置くかの話です。もう線を引いて、設定まで済ませてある会社は、ここで閉じていただいて結構です。

2026.09.21|株式会社サマーウインド 渡部純一

漏らしているのは、人です。
AIでは、ありません。

いちばん多いご心配が、これです

ども、渡部です。

AIの話をすると、必ず聞かれます。顧客名簿をAIに渡して、どこかに漏れないか。学習されて、よその会社に出ていかないか。

分かります。ただ、順番が逆です。いま危ないのは、人に渡すほうです。

国が、数えています

国の統計があります。会社が「うちで漏れました」と国に報告した件数が、1年で9,494件。その原因の内訳が出ています。

外から攻撃された、いわゆる不正アクセス。431件でした。

残りのほとんどは、渡し間違い、送り間違い、なくした、捨て間違いです。合わせて8,376件。9割近くが、社内の人の手元で起きています。

(個人情報保護委員会「令和6年度年次報告」2025年6月公表。集計は2024年4月から2025年3月まで)

人は、覚えます

名簿を人に渡すと、その人はまず中身を見ます。見た物は、頭に残ります。辞めた後も残ります。持ち出そうと思えば、持ち出せます。

AIは、そこが違います。学習させない設定にして渡せば、その場の処理に使われて、それで終わりです。次の会話には出てきません。よその会社にも出ません。

人の注意力に頼るのをやめて、先に設定で塞ぐ。うちは、そうしています。

人は、覚えます。
AIは、覚えない設定にできます。

渡す前に、3つ決めてあります

学習させない設定にしてあること。持ち出せる場所に置かないこと。誰がいつ触ったかが、後からたどれること。

この3つが済んでいる場所にだけ、名簿を置きます。あとは、AIに任せます。

人に頼むときのような「気をつけてください」は、言いません。気をつけてください、は対策ではありません。

「いまは」と付けた理由

これは、いまの話です。

設定を間違えれば、AIでも漏れます。無料のサービスに会社の名簿をそのまま貼れば、それは学習されます。安全なのは、AIという道具ではありません。設定のほうです。

だから、入れる前に設定を見ます。ここだけは、人が決める仕事です。

御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)

御社の消せる作業を、書き出してもらう

それでは、ご連絡をおまちしております。

追伸

AIに名簿を渡していいか迷っているなら、先に1つだけ確かめてください。いま使っているサービスが、学習させない設定になっているか。そこが済んでいれば、人に渡すより安全です。

追伸2

お見せするのは48時間だけです。導入事例を集めたいという、こちらの事情によるものです。お続けになる場合は、そのままお渡しします。私が居なくなっても、御社で動き続けます。

書いた人

渡部純一(株式会社サマーウインド 代表取締役)。ネットで売って20年以上、累計売上80億円。著書3冊、うち2冊が続けてAmazon総合1位。現在は社員ゼロ・自社4社をAIエージェントで運営しながら、法人向けAI導入「AI経営参謀」を提供しています。