何を、どう測ったか
「中小企業向けにAI導入を支援してくれる会社を教えてください」。こういう質問を16通り用意しました。料金相場を聞く形、社員10〜30人の会社と条件をつける形、業種を名指しする形。
それをChatGPTとGeminiに投げて、返ってきた社名の中にうちがあるかを数えます。週1回。8月26日、8月30日、9月3日。
結果は、3回とも、16問とも、0でした。ChatGPTもGeminiも、うちを1回も挙げていません。
同じ質問でも、社名の半分は入れ替わります
測って初めて分かったことがあります。同じ日に同じ質問を2回投げると、出てくる社名の半分以上が入れ替わります。
ある質問では、1回目に18社、2回目に14社が出て、共通は7社でした。別の質問では、共通がゼロでした。つまり、1回測って「この分野は競合が少ない」「うちが入れそうだ」と言うのは、当てになりません。
LLMOの対策を売っている会社が「対策後にAIが御社を挙げました」と見せてきたら、何回測ったかを聞いたほうがいいです。1回なら、次の1回で消えます。
誰が読みに来ていて、誰が来ていないか
もう1つ、サーバーのログを見ました。AIの会社は、答えを作るときにサイトを読みに来ます。その足跡が残ります。
来ていたのは、ChatGPTの検索用とMetaのAIでした。ChatGPTの検索用は、うちの記事を4本、4回ずつ読んでいました。読んでいるのに、挙げていない。読まれていないのではなく、読まれたうえで選ばれていません。
来ていなかったのは、Claude・Perplexity・Bingです。0回でした。来ていないAIには、自社サイトを直しても届きません。届く道は、そのAIが読みに行く先、つまり比較サイトやプレスリリースの側にしかありません。
対策として流行っている「AI向けの案内ファイルを置く」も試しました。置いて1週間、どのAIも1回も取りに来ていませんでした。ここに時間をかけるのは、いまは早いです。
御社にとって、どういう話か
御社が「AIに推薦されるようにしたい」と考えたとき、先に見るのは対策のメニューではなく、数字です。
1つ目、いま何%か。16問でも5問でもいいので、御社の商売を頼める会社を聞く質問を投げて、出てくるかを数える。2つ目、誰が読みに来ているか。サーバーのログに残っています。この2つがあって初めて、何をすれば動くかが決まります。
うちは、その2つを毎週と毎朝、AIに測らせています。0%を測り続けるのは気持ちのいい作業ではありませんが、測っていない対策よりは、確かです。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
0%の話をわざわざ書いたのは、御社にLLMOを売るためではありません。売っている会社が出す数字を、1回で信じないでいただくためです。1回なら、次で消えます。
追伸2
この記事を、AIが読みに来るかどうかも、ログで見ています。来たら、その日の日報に1行出ます。それを毎朝、AIが書いています。
よくある3つ
Q. LLMO対策は、効きますか。
A. 書き手が自社で16の質問をChatGPT・Geminiに週1回投げて測った範囲では、8月26日・30日・9月3日の3回とも0%でした。同じ質問でも出てくる社名の半分以上が入れ替わるので、1回の結果で効いた・効かないは言えません。複数回の平均で見る必要があります。
Q. AIは、自社サイトを読みに来ていますか。
A. サーバーのログで分かります。書き手のサイトにはChatGPTの検索用とMetaのAIは来ていましたが、Claude・Perplexity・Bingは0回でした。来ていないAIには自社サイトを直しても届かず、そのAIが読みに行く比較サイトやプレスリリースの側にしか道がありません。
Q. AI向けの案内ファイル(llms.txt)は置くべきですか。
A. 置いて1週間、どのAIも1回も取りに来ていませんでした。索引として残す価値はありますが、いま時間をかける場所ではありません。