代表・渡部純一の記事

AIが3日で使えなくなる原因は、
プランではありませんでした。

8月に、自分で間違えかけた話です。私はAIを最上位のプランで使っています。それが3日で上限に当たって、使えなくなりました。「もう1つ契約するか」と考えました。

契約する前に、ログを開きました。原因は、プランではありませんでした。道具の話が要らない方は、閉じていただいて結構です。

2026.09.09|株式会社サマーウインド 渡部純一

道具が高いのではなく、
使い方が高くついていました。

ログを、1週間ぶん数えました

私が使っているAIは、会話の記録が手元に残ります。それを1週間ぶん、AI自身に集計させました。263回の会話です。

出てきた数字を、そのまま書きます。

10本の巨大な会話が、週全体の65%を消費していました。263本のうち、10本です。そして、消費の73%は、会話が長くなりすぎた状態で起きていました。逆に、短い会話でのやり取りは、全体の1%でした。

原因はここでした。AIは、会話が長くなるほど、毎回それまでの全部を読み直します。同じ質問でも、太った会話の中でする質問は、新しい会話でする質問の5倍から10倍を食います。私は、1つの案件を1本の会話で何百回も続けていました。太らせていたのは、私です。

買い足しゼロで、直りました

対処は3つで、お金は使っていません。

1つ目、案件ごとに会話を分ける。広告の話と記事の話を、同じ会話でしない。

2つ目、区切りがついたら引き継ぎのメモを書かせて、新しい会話に移る。前の会話の要点だけを持って行きます。

3つ目、会話が一定の長さを超えたら、AI自身に警告を出させる。これはAIに15分で作らせました。道具に、自分を見張らせています。

その後、3日で使えなくなることは、なくなりました。同じプランです。

「もう1契約」は、間違った対処でした

ここが今日の本題です。

上限に当たったとき、いちばん自然な対処は「増やす」でした。プランを上げる、アカウントを足す。どちらも、原因を見ずに済む対処です。そして、原因を見ずに増やすと、増やした先でも同じことが起きます。太った会話は、2アカウントあっても太るので。

ログを開くのに、かかったのは10分です。その10分を飛ばして契約していたら、毎月払い続けていました。

御社にとって、どういう話か

この話は、AIのプランの話ではありません。

御社で「人が足りない」「システムが遅い」「もう1人採る」となったとき、原因を見る前に増やしていないか、という話です。たまっている仕事の正体は、量ではなく、やり方のことが多いです。私の場合は、それがログに全部出ていました。

AIを入れると、こういうログが残るようになります。誰が、いつ、何にどれだけ使ったか。それを見てから増やすのと、見ずに増やすのとでは、毎月の金額が変わります。

道具が高いのではありません。使い方が、高くついていました。

御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)

費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。

御社の消せる作業を、書き出してもらう

それでは、ご連絡をおまちしております。

追伸

この記事に、AIの利用料の金額は書いていません。うちの原価は、御社には関係がないので。書いてよいのは、比率と回数だけにしました。

追伸2

「AIの使いすぎで困っている」という相談は、まだほとんど受けません。困る前に、使われていない会社のほうが多いので。ただ、使い始めた会社は、必ずここに来ます。そのときに、ログを開く癖があるかどうかで分かれます。

よくある3つ

Q. AIの上限にすぐ当たります。プランを上げるべきですか。
A. 先にログを見ることをお勧めします。書き手の実測(1週間263回の会話)では、10本の長すぎる会話が消費の65%を占め、73%は会話が太った状態で起きていました。原因はプランではなく使い方で、案件ごとに会話を分ける・区切りで新しい会話に移る・長さを超えたら警告させる、の3つで買い足しゼロで直りました。

Q. なぜ長い会話は消費が増えるのですか。
A. AIは会話が長くなるほど、毎回それまでの全部を読み直すからです。同じ質問でも、太った会話の中では新しい会話の5倍から10倍を食います。

Q. 社内でAIの利用が増えたとき、何を見ればいいですか。
A. 誰が・いつ・何にどれだけ使ったかのログです。AIを入れるとこれが残るようになります。見てから増やすのと、見ずに増やすのとで、毎月の金額が変わります。

実物の記録

この記事と同じで、うちで実際に起きたことだけを書いた記事です。

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書いた人

渡部純一(株式会社サマーウインド 代表取締役)。ネットで売って20年、累計売上80億円。著書3冊、うち2冊が続けてAmazon総合1位。現在は社員ゼロ・AIだけで自社を経営しながら、中小企業向けのAI顧問「AI経営参謀」を月5社まで。