代表・渡部純一の記事

降りどきは、
いちばん儲かっているときに来ます。

ネットで物を売り、売り方を教えて20年。その間に、扱うものを3回変えました。3回とも、いちばん儲かっているときに降りています。

自慢ではありません。降りたあとに何が起きたかを見てきた、という話です。AI導入の話は後半に出てきます。前半が要らない方は、飛ばしていただいて結構です。

2026.09.09|株式会社サマーウインド 渡部純一

合図は、
いつも同じでした。

「猫も杓子も入ってきた」

降りどきの合図は、1つしかありませんでした。同業が、こぞって入ってきたときです。

最初は数通のメールで数百本売れていたものが、半年でライバルだらけになる。そのとき、次に扱うものを決めていました。みんなが来た時には、もういない。これを3回くり返しています。

大事なのは、降りたあとです。残った人たちは、値段を下げ合って、広告費を上げ合って、最後は誰も儲からない場所になりました。猫も杓子も入ってきた市場は、そういう終わり方をします。例外を見たことがありません。

儲かっているときに降りるのは、怖いです

正直なところ、3回とも怖かったです。売上はまだ伸びていて、やめる理由が数字には出ていないので。

それでも降りた理由は1つで、数字は遅れて出るからです。ライバルが増えた月の売上は、まだ落ちません。落ちるのは半年後です。落ちてから動くと、次を探す時間が残っていません。

なので、見ていたのは売上ではなく、入ってくる人の数でした。増え方が変わったら、そこが合図です。

では、AI導入はいまどこか

ここからが本題です。私はいま、AI導入支援をやっています。当然「これも猫も杓子もではないのか」と自分に聞きました。

8月に、同業を調べました。月10万〜30万円台でAI顧問を名乗る会社を並べて、何をやっているかを見ました。全社、検索記事だけでした。動画を出している会社も、LINEで見込み客を温めている会社も、面談なしで実物を先に出している会社も、見当たりませんでした。

猫も杓子も、には、まだ遠いです。入ってきている人の数は増えていますが、やっていることが薄い。これは、降りる段階ではなく、入る段階の景色です。

私の時間感覚で言うと、ここ2〜3年です。皆に浸透するには、少し時間がかかります。そして浸透したとき、AI導入支援の会社は、値段を下げ合う側に回ります。

御社にとって、どういう話か

AI導入支援を売っている側の話を、なぜ書いたか。御社の同業にも、同じ景色が来るからです。

いま、御社の業界でAIを使っている会社は、たぶん少ないです。少ないうちに入れた会社は、見積が当日に出て、問い合わせに1時間で返って、求人票を毎週直せます。同業が同じことを始めたとき、その差は消えます。差がつくのは、少ないうちだけです。

猫も杓子もが来てから始めると、追いつく側になります。追いつく側は、値段で追いつくしかありません。これは、私が3回見てきた終わり方と同じです。

今回も、早い会社が勝ちます。時流は、実力を無視します。

御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)

費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。

御社の消せる作業を、書き出してもらう

それでは、ご連絡をおまちしております。

追伸

降りどきの話を書いておいて、自分はいつ降りるのかと聞かれそうなので、先に答えます。同業がこぞって「面談なし・実物を先に」をやり始めたときです。いまのところ、その気配はありません。

追伸2

「うちの業界はまだ誰もAIを使っていない」という方へ。それは遅れている合図ではなく、入る合図です。誰もいない間に入れたものだけが、差になります。

よくある3つ

Q. AI導入は、まだ様子を見たほうがいいですか。
A. 様子を見ている間に、同業が入れます。数字は遅れて出るので、売上に影響が出てから動くと追いつく側になります。書き手が8月に同業のAI顧問を調べた範囲では、やっていることはまだ薄く、いまは入る段階です。

Q. AI導入支援の会社は、増えていますか。
A. 増えています。ただ月10万〜30万円台でAI顧問を名乗る会社を並べて見た限り、全社が検索記事だけで、動画・LINE・面談なしで実物を先に出す形はありませんでした。猫も杓子も、にはまだ遠い状態です。

Q. 早く入れた会社は、何が違いますか。
A. 見積が当日に出る、問い合わせに1時間で返る、求人票を毎週直せる。同業がまだやっていない間は、これがそのまま差になります。同業が同じことを始めると差は消えるので、差がつくのは少ないうちだけです。

書いた人

渡部純一(株式会社サマーウインド 代表取締役)。ネットで売って20年、累計売上80億円。著書3冊、うち2冊が続けてAmazon総合1位。現在は社員ゼロ・AIだけで自社を経営しながら、中小企業向けのAI顧問「AI経営参謀」を月5社まで。