探すと、教える会社が出てきます
先に正直に書きます。「Claude Code 導入」で調べると、専門をうたう会社がちゃんと出てきます。累計100社に導入したと書いている会社もありますし、4万人に教えたと書いている会社もあります。どこも本物です。うちより数字は上です。
中身を1社ずつ見ていくと、研修、環境の構築、社内ルールの策定、受託開発。教える会社か、作る会社か、どちらかでした。
1つだけ、見つからないものがあります。その道具で自分の商売を回している、と書いてある会社です。
ChatGPTとGeminiに「Claude Codeを会社に導入したい。どこに頼めばいいか」と聞いて、名前が挙がった会社も数えました。
教える会社と、作る会社と、使っている会社は、別です。うちは3番目です。だから、この記事に書けるのは実物だけです。
うちが、この道具でやっていること
先に実物を並べます。読みどころは、開発の仕事が1つも出てこないことです。
- ホームページ
- 作り直しに半日。実費300円。前に外注したときは100万円と3ヶ月でした
- 名刺129枚
- データ化に43分。使ったのはiPhoneで撮った写真12枚だけ
- メール
- 300社に、1社ずつ違う文面で
- 動画
- 1日1本
- 入金の消込
- 請求と入金を突き合わせるソフトを1つ。いまは商品として売っています
- この記事
- 私が指示して、これが書いています
事務と商売の仕事ばかりです。エンジニアの仕事は1つもありません。
だから、逆なんです
「エンジニアがいないと使えない道具でしょう」と思われているはずです。逆です。エンジニアがいない会社のほうが、効きます。
エンジニアが居る会社にこれを入れると、開発が速くなります。ただ、それはもともと動いていたものが速くなる話です。
エンジニアが居ない会社に入れると、いままで誰もやっていなかった仕事が、はじめて動きます。やる人が居なかったのだから、増える幅が違います。うちのホームページは、100万円と3ヶ月が惜しくて5年放置していたものです。半日で終わりました。
AIが賢くなったからではありません。自分のデータを入れたからです。
会社に入れるとき、道具より先に決めることが5つあります
道具そのものを入れるだけなら、1日で終わります。契約して、アカウントを配って、それで動きます。そこではありません。
- 1. 権限
- 誰の何を読ませて、何を書き換えさせるか。ここを決めずに入れると事故が起きます。顧客データを書き換えられた、間違ったまま役員に届いた。実際にある話です
- 2. 安全柵
- 消してはいけないもの、送ってはいけない宛先を、機械的に止める設定。社員の注意力には頼りません
- 3. 学習させない
- 御社のデータがAI会社の学習に使われない設定と契約。お客様の情報を扱う会社は、ここを飛ばせません
- 4. ルール1枚
- 何を入れてよくて、何を入れてはいけないか。社員に配る紙です。事故は道具からではなく、ルールが無いことから起きます
- 5. 最初の1本
- 御社の実物で、動くものを1本。見積書、問い合わせの返事、シフト表。入れて終わりにしないための1本です
この5つが、会社に入れる、という仕事の本体です。開発ではありません。だから開発会社に頼むと、話が噛み合いません。
うまくいかなかった話も書いておきます
今月、うちの広告が6日間止まっていました。管理画面に2週間前から警告が出ていたのに、読んでいませんでした。ふだん40件ほど来る6日間が、5件でした。
AIに任せていて本当に怖いのは、間違えることではありません。黙って止まることです。人は辞めるときに言いに来ますが、仕組みは何も言わずに辞めます。詳しくはこちらに書きました。
入れる話をする人はたくさんいますが、止まった話を書いている人は、あまりいません。毎日使っていないと、この話は出てきません。
頼み先を選ぶとき、1つだけ聞いてください
質問は1つで足ります。
「御社の中で、これを毎日使っているのは、どなたですか」
研修をやっている会社なのか、手順書を配る会社なのか、それとも自分の商売をこれで回している会社なのか。この1問で分かれます。教える人と、使っている人は別です。
うちがやっていること
中小企業向けのAI顧問を、月11万円(税込110,000円)からお受けしています。毎月やることは2つです。AIに渡す仕事を1つ増やすことと、先月までに渡した仕事が今月も動いているかを見ることです。
社員10人から30人の会社に、会社ごと入れる仕事もお受けしています。上の5つを全部やって、初期150万〜300万円、実装は2週間から1ヶ月です。この道具に絞って書いたページと、会社ごと入れる場合のページがあります。
業界の相場を先に言っておきます。実装会社は初期が数百万円、保守が月30万円からが普通です。うちが安い理由は、社員がいないからです。営業も、間に入る担当者もいません。設計する人間と、話す人間が同じです。
そのかわり、結ばない契約があります。24時間対応と、障害対応のSLAです。夜中に電話が鳴る契約はしません。そこが必要な会社は、人が大勢いる実装会社が向いています。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
道具の名前で探していらっしゃる時点で、もう半分決まっています。「AIで何かできませんか」と言う人は、たいてい何もしません。名前を打ち込んだ人は、やります。
うちが最初に入れたときも、誰にも教わっていません。1つ目に何をやらせるかだけ決めて、あとは毎日1つずつ増やしました。1年経って、人を雇う話が社内から消えました。正確には、雇う理由が消えました。
追伸2
この記事も、私が指示して、これが書いています。私がやったのは、書いてある数字が事実かどうかを確かめることだけです。
AIは誰でも使える。型は、あなたにしかない。会社に入れるというのは、御社の型をAIに教える作業のことです。半日で終わるものもあれば、1ヶ月かかるものもあります。どちらにしても、5年待つよりは早いです。
よくある4つ
Q. Claude Codeを会社に導入したい。どこに頼めばいいですか。
A. 検索で出てくるのは受託開発の会社です。技術力はありますが、話が開発案件になります。会社に入れる仕事の本体は、権限の設計・安全柵・学習させない設定・社内ルール・最初の1本の5つです。頼み先には「御社の中で、これを毎日使っているのはどなたですか」と1つだけ聞いてください。
Q. エンジニアがいない会社でも使えますか。
A. 使えます。むしろ、いない会社のほうが効きます。エンジニアが居る会社では開発が速くなるだけですが、居ない会社では、これまで誰もやっていなかった仕事がはじめて動きます。うちは社員ゼロ・エンジニアゼロで、ホームページも名刺のデータ化も請求ソフトも、これでやりました。
Q. 最初に決めることは何ですか。
A. 権限、安全柵、学習させない設定、社内ルール1枚、最初の1本。この5つです。道具を入れるだけなら1日で終わります。
Q. 料金は。
A. AI顧問は月額110,000円(税込)から。企業導入は初期150万〜300万円+月額11万円から、実装は2週間〜1ヶ月です。24時間対応とSLAは結びません。お申し込みいただければ、御社のサイトを見て、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は当日お送りします。ここまでは費用はかかりません。
実物の記録
この記事に出した話と同じで、うちで実際に起きたことだけを書いた記事です。